【5月の誕生花一覧】ギフトにぴったりな花言葉も紹介

【5月の誕生花一覧】ギフトにぴったりな花言葉も紹介

お花好きな方でなくても、きっと一度は聞いたことがある「誕生花」。誕生花を使った花束や、誕生花をモチーフにしたアイテムを誕生日プレゼントに贈る方も多いと思います。

今回は誕生花や花言葉に関する複数の書籍の中から、ギフトにぴったりな花言葉を持つものを厳選してまとめました。5月生まれの方へ贈る誕生花をお探しの方や自分の誕生花を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

5月の誕生花一覧

5月全般の誕生花:ライラック

5月全般の誕生花:ライラック

5月全般の誕生花は「ライラック」。別名は「ムラサキハシドイ(紫丁香花)」、フランス語では「リラ」と呼びます。涼しい気候を好み、ヨーロッパをはじめとする北国では街路樹として人気です。

ロマンチックな甘い香りと、葉がハート型をしていることから、恋にまつわる花言葉が多く付けられました。「思い出」「友情」などは、小さな花が集まって咲くようすが青春を謳歌する青年たちをイメージさせることから。通常花びらは4枚ですが、5枚のものを見つけると幸せになれるという言い伝えがあります。

ライラックの花言葉
  • 全般:「思い出」「友情」「初恋の香り」「淡い恋心」
  • 紫:「恋の芽生え」「初恋」
  • 白:「青春の喜び」「無邪気」

1日の誕生花:スズラン

5月1日の誕生花:スズラン

5月1日の誕生花は「スズラン(鈴蘭)」。フランスでは5月1日は『スズランの日』で、愛する人にこの花を贈るのが習慣になっています。

ヨーロッパでは古くから聖母マリアを象徴する花とされており、花言葉の「純粋」「純潔」はこれが由来です。「幸福」「再び幸せが訪れる」は、春の訪れを告げるスズランは寒い北国の人々にとって喜びの花とされていることにちなみます。

スズランの花言葉
「純粋」「純潔」「幸福」「再び幸せが訪れる」

2日の誕生花:ハナミズキ

5月2日の誕生花:ハナミズキ

5月2日の誕生花は「ハナミズキ(花水木)」。明治時代に日米親善の証として贈られたソメイヨシノの「返礼」として日本にやってきました。当時の原木は東京都園芸高校に記念樹として残されています。

花色はピンク・赤・白など。花期が長く、秋には真っ赤に色づいた実がなり、樹形も整って美しいことなどから、庭木や街路樹としても多く植えられています。

ハナミズキの花言葉
「返礼」「私の思いを受けとめてください」「永続性」「華やかな恋」

3日の誕生花:アゲラタム

5月3日の誕生花:アゲラタム

5月3日の誕生花は「アゲラタム」。花名の語源はギリシャ語で「年を取らない」という意味の「ageratos(アゲラス)」です。花期が長く次々と花を咲かせ、長い間花色があせない性質から名付けられました。花言葉の「永久の美」などもこれにちなんでいます。

漢方の生薬「霍香(かっこう)」に似た香りと、アザミを小さくしたような花の形から「カッコウアザミ(霍香薊)」の別名も。また、アゲラタムは9月14日の誕生花でもあります。

アゲラタムの花言葉
「信頼」「安楽」「永久の美」「楽しい日々」「幸せになる」

4日の誕生花:ハナショウブ

5月4日の誕生花:ハナショウブ

5月4日の誕生花は「ハナショウブ(花菖蒲)」。アヤメ科の中ではもっとも大きく、外側の花弁の中心に黄色い筋があります。サトイモ科のショウブとはまた別の植物ですが、花名はショウブに葉の形が似ていることから付けられました。

花言葉の多くは、梅雨時に開花する艶やかな花姿に由来すると言われています。

ハナショウブの花言葉
「優しい心」「優雅」「心意気」「情熱」「あなたを信じます」「忍耐」

5日の誕生花:アヤメ

5月5日の誕生花:アヤメ

5月5日の誕生花は「アヤメ(菖蒲・綾目・文目)」。「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」ということわざは、どちらも優れていて甲乙つけがたいという意味です。カキツバタやハナショウブによく似ていますが、アヤメは花びらの網目模様の有無で見分けることができます。

別名で「アイリス」と呼ばれることがありますが、アイリスは厳密には海外原産の種のこと。アヤメ特有の網目模様はありません。和名では「セイヨウショウブ(西洋菖蒲)」または「オランダアヤメ(阿蘭陀菖蒲)」と呼ばれるものです。

アヤメの花言葉
「吉報」「希望」「よい便りを待っています」

6日の誕生花:シラン

5月6日の誕生花:シラン

5月6日の誕生花は「シラン(紫蘭)」。日本では古くから親しまれてきた自生蘭です。鮮やかな紫色の花が花名の由来ですが、白やピンクの花を付けるものもあります。

花言葉の「楽しい語らい」は、花が風に揺れるようすがおしゃべりしているように見えることから。「変わらぬ愛」は、英名で「Hyacinth orchid(ヒヤシンス・オーキッド)」と呼ばれることが由来で、ヒヤシンスにまつわる逸話からきています。

また、シランは6月5日の誕生花でもあります。

シランの花言葉
「変わらぬ愛」「楽しい語らい」「希望」

7日の誕生花:スターチス

5月7日の誕生花:スターチス

5月7日の誕生花は「スターチス」。花名はギリシャ語の「statizo(止める)」が語源で、下痢止めの薬草として用いられたことから名付けられました。

花言葉の「変わらぬ愛」「永久不変」は、ドライフラワーにしても色あせず変わらぬ美しさを保つことが由来です。また、スターチスは11月19日の誕生花でもあります。

スターチスの花言葉
  • 全般:「変わらぬ心」
  • 紫:「しとやか」
  • ピンク:「永久不変」

8日の誕生花:シャクナゲ

5月8日の誕生花:シャクナゲ

5月8日の誕生花は「シャクナゲ(石楠花)」。ツツジを大ぶりにしたような花が、十数個かたまって咲きます。その豪華で美しい花姿から、「花木の女王」と呼ばれることも。花言葉の「荘厳」「威厳」はこれにちなみます。

一見ネガティブに感じる「危険」の花言葉は、高山の岩場にしか咲かず、採りに行くのは命がけだったことから。「遠くから眺めるだけで、手に入れることができない憧れの存在」を指す『高嶺の花』という言葉がありますが、このシャクナゲがまさに『高嶺の花』という言葉の由来になったと言われています。

シャクナゲの花言葉
「荘厳」「威厳」「危険」

9日の誕生花:シロツメクサ

5月9日の誕生花:シロツメクサ

5月9日の誕生花は「シロツメクサ(白詰草)」。別名は「クローバー」です。「四葉のクローバー」は幸運の象徴として有名ですが、見つけられるのは1万分の1の確率とも言われています。

シロツメクサはアイルランドの国花で、聖パトリックの祝日には葉を胸に挿す習わしがあります。花言葉の「約束」はこの風習が由来。「私を想って」は、初恋の人に秘めた想いを伝える花だという言い伝えから付けられたようです。

また、シロツメクサは6月3日の誕生花でもあります。

シロツメクサの花言葉
「約束」「幸運」「実直」「私を想って」「豊潤」

10日の誕生花:ヤグルマギク

5月10日の誕生花:ヤグルマギク

5月10日の誕生花は「ヤグルマギク(矢車菊)」。放射状に広がる形が鯉のぼりの矢車に似ていることが花名の由来です。花言葉の「繊細」「優美」などは、その美しい花姿から。「教育」は、プロイセン(現ドイツ)の王妃ルイーゼが、この花を摘みながら王子たちを教育したという逸話にちなみます。

英名では「cornflower(コーンフラワー)」と言いますが、これは麦畑によく生えていたことが由来です(イギリス英語でcornは麦のこと)。最高級のサファイアの濃い青色を指す「コーンフラワーブルー」という言葉はここからきています。

ヤグルマギクの花言葉
「繊細」「優美」「優雅」「幸福」「幸運」「感謝」「教育」

11日の誕生花:ナスタチウム

5月11日の誕生花:ナスタチウム

5月11日の誕生花は「ナスタチウム」。つる性の茎にハスのような丸い葉を付け、黄やオレンジの花を咲かせます。花や葉、果実にはワサビに似た辛みがあり、サラダや料理の風味づけなどに用いられることも。

学名の「Tropaeolum(トルパエオルム)」は、ギリシャ語で「トロフィー」を意味する言葉が由来です。丸い葉を盾に、花を槍に貫かれて血に染まった兜に見立てて付けられたもので、花言葉の「勝利」などもこれにちなみます。

また、ナスタチウムは7月29日の誕生花でもあります。

ナスタチウムの花言葉
「勝利」「困難にうち勝つ」「愛国心」

12日の誕生花:カーネーション[赤]

5月12日の誕生花:カーネーション[赤]

5月12日の誕生花は「カーネーション[赤]」。今ではすっかり『母の日』を象徴する花となりましたが、その起源は20世紀のアメリカから。日曜学校の教師をしていたアンナ・ジャービスが亡き母をしのんで教会で開いた記念会で、母親の好きだったカーネーションをゆかりある人々に配ったのが始まりと言われています。

花言葉は色別に付けられていますが、愛が関係するものが多いのは母の日の花であることが由来。花色は赤の他にも、白・ピンク・紫・緑・オレンジなどがありバリエーション豊富です。

カーネーションの花言葉
  • 全般:「無垢で深い愛」
  • 赤:「母への愛」「感動」

13日の誕生花:フランネルフラワー

5月13日の誕生花:フランネルフラワー

5月13日の誕生花は「フランネルフラワー」。ふわふわした毛で覆われた花や葉が、毛織物の「フランネル」に似ていることから名付けられました。花言葉はその清楚な花姿からきており、ウェディングフラワーとしても人気があります。

ちなみに、花びらに見えるのは葉の一部が変化した 『苞(ほう)』 というもので、花は中央の丸い部分です。

フランネルフラワーの花言葉
「高潔」「誠実」「いつも愛して」

14日の誕生花:シャクヤク

5月14日の誕生花:シャクヤク

5月14日の誕生花は「シャクヤク(芍薬)」。華やかな大輪の花を咲かせます。「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」と言うように、昔から美人の代名詞とされてきました。「威厳」の花言葉は、その豪華で気品あふれる花姿から。

一方で「慎ましさ」「謙遜」などの花言葉が付いているのは、夕方には花びらが閉じてしまう性質によるものです。「恥じらい」は、はにかみ屋の妖精がシャクヤクの花びらに隠れたときに、花が同じように赤く染まってしまったというイギリスの言い伝えに由来します。

シャクヤクの花言葉
  • 全般:「威厳」「清浄」「慎ましさ」「謙遜」「恥じらい」
  • 赤:「誠実」
  • 白:「幸せな結婚」
  • ピンク:「はにかみ」

15日の誕生花:カンパニュラ

5月15日の誕生花:カンパニュラ

5月15日の誕生花は「カンパニュラ」。花名はラテン語の「釣り鐘」が語源で、その名の通りふっくらした鐘のような形の花を咲かせます。花言葉はギリシャ神話の逸話が由来です。

果樹園の番人だった精霊カンパニュールは、園に侵入してきた兵士を発見しベルを鳴らして知らせましたが、兵士に見つかり殺されてしまいます。それを知った花の女神フローラが、果樹園を守ったカンパニュールの誠実さに感謝し、美しいベルの形の花に変えたと言われています。

別名は「フウリンソウ(風鈴草)・ツリガネソウ(釣鐘草)」。また、カンパニュラは4月23日の誕生花でもあります。

カンパニュラの花言葉
「感謝」「誠実」「望み」「思いを告げる」

16日の誕生花:モッコウバラ

5月16日の誕生花:モッコウバラ

5月16日の誕生花は「モッコウバラ(木香薔薇)」。中国原産で、黄や白の小さな花を一面に咲かせます。花名は、キク科の「モッコウ(木香)」に香りが似ていることが由来。バラの一種でありながらトゲがないのも特徴です。

「純潔」「素朴な美」などの花言葉は、華やかな大輪のバラとは違った素朴で可愛らしい印象から付けられました。

モッコウバラの花言葉
「純潔」「初恋」「素朴な美」「幼いころの幸せな時間」「あなたにふさわしい人」

17日の誕生花:ベロニカ

5月17日の誕生花:ベロニカ

5月17日の誕生花は「ベロニカ」。花名は、十字架を背負って処刑に向かうイエスの汗をぬぐった聖女ベロニカが由来。彼女の拭った汗がこの花になったという言い伝えがあり、花言葉の多くもここからきているようです。「名誉」は、ヨーロッパでも紫が高貴な色とされてきたことにちなみます。

穂状になって咲く花を虎の尾に見立て、別名で「ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)」とも。花色は紫のほか、白やピンクもあります。

ベロニカの花言葉
「忠実」「信頼」「あなたに私の心を捧げます」「名誉」

18日の誕生花:ベロペロネ

5月18日の誕生花:ベロペロネ

5月18日の誕生花は「ベロペロネ」。うろこ状に重なった 『苞(ほう)』 と白い花が、エビの背中から尻尾にかけての部分に似ています。別名はその見た目から「コエビソウ(小海老草)」、英名も「shrimp plant(シュリンプ・プラント」と、エビを連想させる呼び名です。

また、ベロペロネは11月18日の誕生花でもあります。

ベロペロネの花言葉
「機知に富む」「可憐な人」「おてんば」

19日の誕生花:ブライダルベール

5月19日の誕生花:ブライダルベール

5月19日の誕生花は「ブライダルベール」。美しい葉を鑑賞する観葉植物ですが、カスミソウのような小さな白い花が咲きます。花名や花言葉は、花嫁がかぶる白いベールのようにふんわりとした姿から付けられました。属名の「Gibasis」も、ギリシャ語の「ふくらむ」から派生したものです。

可愛らしい花とネーミングから、吊り鉢は結婚祝いの贈り物にされることも。また、ブライダルベールは3月27日の誕生花でもあります。

ブライダルベールの花言葉
「願い続ける」「幸せを願っています」

20日の誕生花:カタバミ

5月20日の誕生花:カタバミ

5月20日の誕生花は「カタバミ(片喰・酢漿草)」。花名の由来は、葉の片側が食べられたように欠けて見えるからという説と、片葉が3つあることから「片葉三」が転じたという説があります。「酢漿草」の字は、葉にシュウ酸が含まれていて噛むと酸っぱいことから。

カタバミは繁殖力が強く、武家の間では家運隆盛・子孫繁栄の家紋として用いられました。花言葉の「輝く心」は、かつて仏具や鏡を磨くのにカタバミの葉を使っていたことから。「喜び」は、キリスト教のイースター(復活祭)のころに咲くことが由来です。

カタバミの花言葉
「喜び」「輝く心」「母の優しさ」

21日の誕生花:バラ[赤]

5月21日の誕生花:バラ[赤]

5月21日の誕生花は「バラ[赤]」。ギリシャ神話では美と愛の女神アフロディーテとともに生まれたとも、オリンポスの神々が彼女の誕生を祝うために創造したとも言われています。ローマ神話でも愛と美を司るヴィーナスの涙から生まれたという逸話があり、花言葉も愛と恋にまつわるものが多く付けられました。

紀元前2000年にはすでに栽培されていたと言われており、品種は多種多様です。世界中で愛する人に贈る花として親しまれています。

バラの花言葉
  • 全般:「愛」「美」
  • 赤:「情熱」「熱烈な恋」「あなたを愛します」「貞節」

22日の誕生花:フクシア

5月22日の誕生花:フクシア

5月22日の誕生花は「フクシア」。釣りで使う浮きやイヤリングのようにも見える形が特徴です。そのユニークな見た目から、別名は「ツリウキソウ(釣浮草)」、英名では「lady’s eardrops(女性のイヤリング)」と呼びます。

花言葉の「趣味のよさ」「おしゃれ」「たしなみ」は、そのイヤリングのような花姿から。愛に関する花言葉は、恋をした女性がおしゃれに気を配るようになることから付けられたようです。

また、フクシアは7月31日の誕生花でもあります。

フクシアの花言葉
「趣味のよさ」「おしゃれ」「たしなみ」「慎ましい愛」「信じる愛」

23日の誕生花:ジャーマンアイリス

5月23日の誕生花:ジャーマンアイリス

5月23日の誕生花は「ジャーマンアイリス」。アヤメ属の中ではもっとも花色が豊富なことから「レインボーフラワー」とも呼ばれます。日本での別名は「ドイツアヤメ(独逸菖蒲)」。

「アイリス」という花名と花言葉の由来は、ギリシャ神話に登場する虹の女神イーリスから。イーリスは虹の橋を渡って天上と地上を結ぶ「使者」であり、「恋のメッセージ」を届けると言われています。

ジャーマンアイリスの花言葉
「燃える思い」「情熱」「豊満」「使者」「恋のメッセージ」

24日の誕生花:アカツメクサ

5月24日の誕生花:アカツメクサ

5月24日の誕生花は「アカツメクサ(赤詰草)」。シロツメクサに似ていますが、ひと回り大きな花を付けます。花色は赤紫・淡紅・白などがあり、別名で「ムラサキツメクサ(紫詰草)」とも。

日本にやってきたのは江戸時代。オランダから輸入されたガラス製品の梱包材として乾燥させたこの草花が詰められていたのが「詰草」という花名の由来です。

また、アカツメクサは6月26日の誕生花でもあります。

アカツメクサの花言葉
「善良で陽気」「実直」

25日の誕生花:ユズ

5月25日の誕生花:ユズ

5月25日の誕生花は「ユズ(柚子)」。「桃栗三年柿八年」という言葉がありますが、ユズは収穫できるようになるまで長い期間が必要になることから、これに加えて「柚子の大馬鹿十八年」と言ったりします。

花言葉の「健康美」は果実の栄養価が高いことから。「幸福」「汚れなき人」は、その真っ白で可愛らしい花のイメージから付けられました。「うれしい知らせ」は、長い年月を経て収穫できた果実に対する喜びから生まれたと言われています。

ユズの花言葉
「健康美」「幸福」「汚れなき人」「うれしい知らせ」

26日の誕生花:ビバーナム

5月26日の誕生花:ビバーナム

5月26日の誕生花は「ビバーナム」。春に咲く白い花よりも、秋に熟する実を鑑賞することが多い植物です。別名は「セイヨウカンボク(西洋肝木)」。

同じガマズミの仲間である「スノーボール」が「ビバーナム」の名でも流通しており、よく混同されます。花言葉の「私を見て」は、そんなところにちなんでいるのかもしれません。

ビバーナムの花言葉
「誓い」「茶目っ気」「私を見て」

27日の誕生花:エリゲロン

5月27日の誕生花:エリゲロン

5月27日の誕生花は「エリゲロン」。デージーを小さくしたような可憐な花を春~秋いっぱいまで咲かせます。咲き始めは白ですがだんだんとピンクに色づいていくため、最盛期には白とピンクの花が同時に咲いているように見えます。

別名で「ゲンペイコギク(源平小菊)」と呼ばれるのは、この白とピンクの花を源氏の白旗と平家の赤旗に見立てたのが由来のようです。

エリゲロンの花言葉
「遠くから見守ります」

28日の誕生花:ペパーミント

5月28日の誕生花:ペパーミント

5月28日の誕生花は「ペパーミント」。ミントの仲間は大きくスペアミントとペパーミントに分けられ、ペパーミントは強い清涼感が特徴です。ハッカ(薄荷)と呼ばれるのは、このペパーミント。葉は料理やデザートに添えたり、ミントティーにしたりして楽しむことができます。

花言葉はそのスーッとする爽やかな風味とは正反対に思えますが、ミントに含まれるメントールに体を温める効能があることに由来しているようです。

ペパーミントの花言葉
「心の暖かさ」

29日の誕生花:トルコキキョウ

5月29日の誕生花:トルコギキョウ

5月29日の誕生花は「トルコキキョウ(土耳古桔梗)」。キキョウと名が付いていますが、リンドウの仲間です。原種の淡い紫色がキキョウやトルコ石に似ている、トルコの人々がかぶっているターバンに形が似ているといった理由でこの名になったと言われています。

花言葉の多くは、バラと並んでも引けを取らない優美な花姿から付けられました。「よい語らい」は、学名の「Eustoma(ユーストマ)」がギリシャ語で「良い口」を意味することが由来のようです。

また、トルコキキョウは7月12日の誕生花でもあります。

トルコギキョウの花言葉
  • 全般:「永遠の愛」「優美」「清々しい美しさ」
  • 紫:「希望」
  • ピンク:「優美」
  • 白:「思いやり」「変わらぬ愛」「よい語らい」

30日の誕生花:アマリリス

5月30日の誕生花:アマリリス

5月30日の誕生花は「アマリリス」。花名は、古代ローマの詩集『牧歌』に登場する美しい羊飼いの少女アマリリスが由来です。大ぶりの花が横向きに集まって咲くようすが楽しく「おしゃべり」しているようにも見えます。

学名の「Hippeastrum」は、ギリシャ語の「騎士」と「星」を合わせた言葉。馬に乗った騎士のように立派で、星のごとく美しいという意味が込められているのです。

また、アマリリスは6月21日の誕生花でもあります。

アマリリスの花言葉
「輝くばかりの美しさ」「おしゃべり」「誇り」「自尊心」

31日の誕生花:キショウブ

5月31日の誕生花:キショウブ

5月31日の誕生花は「キショウブ(黄菖蒲)」。葉の濃い緑と黄色い花のコントラストが鮮やかです。アヤメの仲間は多くありますが、ここまで濃い黄色の花を付けるのはキショウブだけ。

見た目がよく似たアヤメ・ハナショウブ・カキツバタなどは日本のお花ですが、キショウブはヨーロッパ原産です。日本には明治時代に観賞用としてやってきましたが、現在は帰化して全国の湿地や水辺で見られます。

また、キショウブは6月24日の誕生花でもあります。

キショウブの花言葉
「音信」「便り」「友情」「幸せを掴む」

他の月の誕生花も知りたい方はこちら↓

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(参考文献)
・WRITES PUBLISHING(編), 心がきれいになる 365日誕生花と名言, 株式会社ライツ社, 2017.
・主婦の友会(編), 新装版 誕生花と幸せの花言葉366日, 株式会社 主婦の友会, 2016.
・鈴木路子(監修), 誕生花事典 日々を彩る花言葉ダイアリー, 株式会社 大泉書店, 2010.
・Flower Me(編), 幸せを運ぶ 花言葉12か月, 株式会社 日本文芸社, 2021.
・宇田川佳子(監修), ちいさな花言葉・花図鑑, 株式会社 ユーキャン 学び出版, 2019.
・川崎景介(監修), すてきな花言葉と花の図鑑, 株式会社 西東社, 2021.
・植松黎, 誕生花事典366日, 株式会社 角川書店, 2002.
・二宮考嗣, 美しい花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ, 株式会社ナツメ社, 2015.
・学校法人伊東学園 テクノ・ホルティ園芸専門学校(監修),飾る・贈る・楽しむ 花屋さんの花事典, 株式会社ナツメ社, 2016.