普段使いしている人にとっては「体の一部」とも言える大切なメガネ。かけ心地やデザインがお気に入りのメガネは、少しでも長持ちさせたいものです。
ところが、何気なくやってしまいがちなNGお手入れのせいで、メガネのレンズやフレームの寿命が短くなってしまうことも。
今回は、大切なメガネを長持ちさせる正しいお手入れ方法についてご紹介します。
実はNG!やってしまいがちな間違ったお手入れ
メガネ拭き(クリーニングクロス)以外でレンズを拭く
外出中など、手元にメガネ拭きがないときは服やハンカチで拭いてしまいがちですが、繊維の粗い布でレンズを拭くと細かなキズの原因になります。レンズの汚れをを拭くときは、必ずメガネ拭きを使用しましょう。
お湯で洗う
冷たい水に触りたくない冬場は、ついついお湯でメガネを洗いたくなるもの。お風呂に入るときメガネも一緒に洗っている人も多いかもしれません。しかし、メガネは熱に弱いのでお湯洗いは厳禁です。
レンズのコーティングが熱によって剥がれ、キズが付きやすくなったりフレームが変形したりする原因になります。お風呂やサウナにはメガネを持ち込まないように気をつけましょう。
いきなりから拭きする
メガネの汚れが気になったとき、そのまま拭いてしまうと付着したホコリやゴミでレンズが傷ついてしまいます。から拭きの前に水洗いをして、表面のゴミを洗い流すのがポイントです。
メガネが長持ちする洗い方とお手入れ方法
メガネは1日1回水洗いするのが理想ですが、難しい場合は汚れが気になったときに行いましょう。
メガネ拭きも定期的に洗う
メガネ拭きは使っていくうちに当然汚れていきます。汗や皮脂が付いたままでメガネを拭くと、かえって汚れが広がってしまうことも。
メガネだけでなく、メガネ拭きも定期的に洗って汚れを落としておきましょう。洗濯の頻度は「1週間に1回」程度が理想です。
かけ外しは両手で丁寧に
スマホや荷物を持っているときは、片手でメガネをかけたり外したりすることも多いでしょう。しかし、片手でのかけ外しを繰り返すことで、テンプル(耳にかかるツルの部分)や蝶番(丁番)にダメージが加わります。
蝶番はメガネの中でも壊れやすいパーツで、メガネの寿命を大きく左右する部分です。また、テンプルが広がると目とレンズの位置がずれてしまい、見え心地の悪化にもつながります。
かけるときも外すときも、両手で丁寧に扱いましょう。
メガネの保管方法
メガネの寿命は、お手入れだけでなく外したあとの保管方法によっても変わってきます。
メガネのかけ外しは毎日のことだからこそ、しっかり習慣づけられるように意識していきましょう。
テンプル(ツル)は左からたたむ
メガネのテンプルは左側からたたむようにしましょう。国内の多くのメガネフレームは、左からたたむことを想定してつくられています。
これは、日本人は右利きの人が多いため、右のテンプルが上になっている方が開きやすいためです。
右からたたむと左のテンプルが完全に閉じきらず浮いてしまい、この状態でメガネケースにしまうとフレームに負荷がかかってしまいます。
最近では左右どちらからでもたためるフレームも増えてきていますが、どんなメガネに買い替えても困らないように左→右の順番でたたむ習慣をつけておきましょう。
車の中に放置しない
運転用・仕事用・プライベート用など、複数のメガネを使い分けている人も多いでしょう。
運転用のメガネはダッシュボードなど車内に置きっぱなしにしがちですが、これもメガネの寿命を縮める原因になります。
直射日光が当たると車内はあっという間に高温になり、真夏は70℃近くになってしまうことも。
フレームやレンズに熱が加わると変形やコーティング剥がれの原因になるので、特に夏場は車に放置しないように気をつけましょう。
室内でも、直射日光や暖房器具の近くに置くのは避けたほうが安心です。
外したらメガネケースにしまう
就寝時、地震などに備えて外したメガネをそのまま枕元に置いている人が多いかもしれません。
しかし、きちんとケースにしまっていないと寝返りを打った拍子にベッドから落としたり、体の下敷きにしたりしてキズ・変形の原因になります。
そのため、枕元にもメガネケースを置き、就寝前にきちんとケースに入れておくのがおすすめです。
緊急時にパッとかけられるようにしておきたい場合は、メガネを枕の横ではなく上側に置いておくと寝返りによる破損のリスクをある程度軽減できます。
大切なメガネを守る!名入れメガネケース3選
「名入れ」できるおすすめメガネケースをピックアップしてご紹介します。名前を入れたオリジナルのメガネケースは、外出先での紛失防止にも役立つ便利アイテム。自分用にはもちろん、メガネ愛用者さんへのプレゼントにもおすすめです。
名入れ ワンタッチ本牛革巻きメガネケース
片手で簡単にワンプッシュオープンできるメガネケース。光沢のあるアルミ素材に牛革が巻かれた個性的なデザインです。
牛革はイタリア・トスカーナ地方の伝統的な職人がなめした上質なオイルドレザーを使用。長く使い込むほど深みが増し、上品な色合いに変化していく『エイジング』が魅力です。
内側は起毛シートでメガネに傷が付きにくい構造なので、安心して保管できます。
PUレザーメガネケース
リアルな革の質感が魅力的なPUレザー製のメガネケース。本革ではないので、雨の日のお出かけにも安心して使えます。
フタはマグネットボタン式なので開け閉めラクチン。名入れ彫刻はフタを開けないと見えないさりげなさもポイントです。
メガネ拭きも付属するので、ビギナーさんも買い足し不要ですぐ使えます。
正しいお手入れでお気に入りのメガネを長持ちさせよう!
これまでNGなお手入れをついやってしまっていたという人も多いかもしれません。
今回ご紹介した正しいお手入れ方法を意識すれば、お気に入りのメガネをより長く、より気持ちよく使うことができます。
これまで無意識にやっていたことを変えるのは大変ですが、ぜひできそうなところから試してみてくださいね。