20回目の結婚記念日を「磁器婚式」といいます。磁器婚式という言葉は知っていても、なぜそんな呼び名が付いたのかは知らないという人も多いのではないでしょうか。
今回は結婚20周年を「磁器婚式」と呼ぶ理由や、代表的な磁器の種類と特徴、そして当店のラインナップから磁器婚式にぴったりな磁器製ペアギフトをご紹介します。
結婚20周年を「磁器婚式(じきこんしき)」と呼ぶ理由
「磁器婚式」という呼び名は、ともに歩んできた20年という長い年月で「磁器のように固い絆で結ばれた夫婦」という意味が込められています。磁器は「時が経つほど風合いや価値が増していく」ことも由来のひとつのようです。
結婚記念日は「磁器婚式」以外も周年ごとに違う呼び名が付けられています。詳しくは「〇〇婚式一覧」をご覧ください。
結婚記念日一覧【◯◯婚式】呼び方と込められた意味磁器婚式に喜ばれるプレゼントの選び方
磁器婚式は結婚記念日の中でも20周年という大きな節目です。大切な記念日にプレゼントを贈るなら、次のポイントを意識して選んでみましょう。
予算で選ぶ
磁器婚式は大きな節目ということもあり、お祝いにかける予算はそれ以前の結婚記念日よりやや高くなる傾向があります。レストランでの食事や旅行などのイベントを計画したり、プレゼントを奮発したりする人が多いようです。
贈る相手との関係性によっても金額は変わってきますが、一般的な予算相場は次のとおりです。
- 配偶者へ:1~5万円
- 子どもから親へ:3,000~1万円
- その他親戚・友人へ:5,000~1万円
子どもがすでに社会人になっている場合は、5,000~1万円程度が平均的です。まだ学生の場合は3,000~5,000円前後で考えるといいでしょう。きょうだいとお金を出し合ってひとつのプレゼントを選べば、より豪華なものを贈ることもできます。
磁器の種類で選ぶ
磁器婚式のプレゼントは、その呼び名にちなんだ磁器製の食器やインテリア雑貨も人気です。代表的な種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。
- 美濃焼
- 有田焼
- 九谷焼
- 波佐見焼
美濃焼(みのうやき)
美濃焼は日本の伝統工芸品のひとつで、岐阜県東部の旧美濃国で生産される陶磁器の総称です。美濃焼というと「陶器」のイメージが強いかもしれませんが、磁器の美濃焼もあります。奈良時代に朝鮮半島から伝わった「須恵器(すえき)」が起源とされており、約1,300年もの長い歴史があります。
美濃焼の特徴は「特徴がないこと」とも言われており、さまざまな形・色・大きさのものが作られています。国内の陶磁器シェアの半数を占めており、現代の日本でもっともなじみ深い陶磁器と言えるでしょう。
有田焼(ありたやき)
有田焼は佐賀県有田町とその周辺で焼かれた磁器です。400年以上の歴史がある伝統工芸品で、積み出しが伊万里市の湾港からされていたことから「伊万里焼(いまりやき)」とも呼ばれます。
なめらかで白い地肌は絵柄を施すのに最適で、色鮮やかな絵付けのものが多く見られます。
九谷焼(くたにやき)
九谷焼は石川県加賀市周辺で作られる陶磁器です。有田焼の産地として知られる肥前有田の地(現在の佐賀県)で修行した後藤才次郎という人物が、出身地の九谷村に戻って窯を開いたのが始まりと言われています。
九谷焼の一番の特徴は、絵画的で華やかな上絵付けです。絵付けには「五彩」と呼ばれる赤・黄・緑・紫・紺青の絵の具が用いられ、美しくも独特な重厚感があります。
波佐見焼(はさみやき)
波佐見焼は、長崎県の波佐見町付近で作られる陶磁器を指します。日用食器の約16%のシェアを誇りますが、有田焼が生産される佐賀県有田町と隣り合っている関係で長年「有田焼」として販売されていました。
波佐見焼の特徴は、美しい白磁に「呉須(ごす)」という藍色の顔料で描かれた繊細な絵付けです。和食はもちろん洋食やスイーツなどにも合わせやすいことから、現代でも人気を集め続けています。
デザインや使い勝手で選ぶ
磁器製品は産地や技法によってさまざまなデザインのものがあります。20周年という特別感を重視するなら見た目にも華やかなものを、毎日の使い勝手を重視するなら比較的シンプルでお手入れが簡単なものを選ぶといいでしょう。
見た目がシンプルなものを選ぶ場合は、ラッピングを豪華にするなどの工夫をすれば特別感の演出もできます。
夫婦の絆をより強く♪ 磁器婚式に贈るペアギフト
磁器婚式に人気なのは、夫婦で一緒に使えるおそろいのペアギフト。当店のラインナップから、磁器婚式にぴったりな「名入れギフト」を厳選してご紹介します。
職人がひとつひとつ製作する名入れギフトは、世界にひとつしかないオンリーワンの贈り物。これからの夫婦関係がさらに深く長く続いていくことを願って、特別感たっぷりの名入れペアギフトでお祝いしてみませんか。
名入れ アンティーク食器セット
美濃焼の食器4点と木製スプーン2点、計6点のボリューム満点ギフトセットです。八角形のフォルムと、使い込んだヴィンテージ風の質感が魅力的。取り皿はもちろん、軽食、スープ、煮物、デザートなど、いろいろなお料理で活躍してくれます。
釉薬の仕上がりにより、器ごとに異なる雰囲気が楽しめます。名前を刻んだ木製スプーンを添えて、ワンランク上の食卓に。
名入れ 幸せふくろうマグカップペア
ほっこりかわいいふくろうのイラストが描かれた美濃焼のペアマグカップです。ふくろうは「福老(豊かに年をとる)」「不苦労(苦労を払いのける)」などの語呂合わせがあり、幸福を招く縁起のいい鳥として知られています。
力の弱い方でも持ちやすい軽量設計なので、普段使いにぴったり。いつまでも元気でいてほしい大切な人に「ふく」をお届け。
名入れ 木の葉ふくろう茶碗ペア
ご飯を食べ終えると、ひっそりたたずむふくろうと目が合う…ユニークデザインが魅力的な有田焼の夫婦茶碗です。
絵付けは職人の丁寧な手作業によるもので、一点一点異なる個性があります。有田焼の滑らかな肌触りと、職人手描きの味わいをお楽しみください。
名入れ 福帯湯呑ペア
鮮やかなカラーに名入れ彫刻がよく映える有田焼のペア湯呑です。お名前と一緒に入れられる縁起物モチーフは5種類から選べます。
毎日のお茶の時間にちょうどいいサイズとなめらかな飲み口が普段使いにぴったりです。
名入れ 金銀ビールタンブラーペア
重厚な輝きが美しい有田焼のビールタンブラーです。持ちやすく安定感のある杵型がポイント。内側はあえて荒めの仕上げになっており、ビールを注ぐときめ細やかでクリーミーな泡が生まれます。
お酒好き夫婦に贈れば、毎日の晩酌タイムがよりプレミアムな時間に。磁器婚式はもちろん、25周年の銀婚式や50周年の金婚式にもおすすめです。
20年分の思い出を形に残る記念品に
磁器婚式は20年分の夫婦関係を見つめ直し、これまで築いてきた絆を確認し合う大切な節目です。特別感たっぷりのプレゼントを贈れば、きっと長く思い出に残る素敵な1日になるでしょう。
当店では今回ご紹介したもの以外にもさまざまなペアギフトをご用意しておりますので、気になる方はぜひショップページをのぞいてみてくださいね。