迷惑かも?観葉植物をプレゼントするときの注意点

迷惑かも?観葉植物をプレゼントするときの注意点

おうち時間が増えたことで人気が高まっている観葉植物。心と体を癒やしてくれるグリーンインテリアとして、新築祝いや開店祝いなどのギフトシーンでもよく選ばれています。

そんな人気アイテムの観葉植物ですが、選び方や贈り方を間違えるとお相手に「迷惑だなぁ」と思われてしまうことも……

今回は観葉植物をプレゼントするときの注意点と、喜ばれるためのポイントをご紹介します。

観葉植物のプレゼントが人気の理由

観葉植物は引っ越しや開店のお祝いに贈られることが多いアイテムです。「おしゃれなインテリア」というだけではなく、置くだけで多くのメリットがあるのが人気の理由のひとつ。新たな門出にふさわしいプレゼントと言えるでしょう。

【観葉植物の6つのメリット】デスクに置いて仕事効率アップ!【観葉植物の6つのメリット】デスクに置いて仕事効率アップ!

ところが、そんな観葉植物も選び方や贈り方を間違えると迷惑になってしまいます。せっかくのプレゼントですから、相手にきちんと喜んでもらいたいですよね。

迷惑になってしまうのはどんなときか、どう選べば喜ばれるのかをしっかりチェックしておきましょう。

観葉植物のプレゼントが迷惑になってしまうのはなぜ?

観葉植物のプレゼントが迷惑だと思われてしまう理由は、おもに次の5つです。

  • 贈ったタイミングが悪い
  • サイズが大きすぎる
  • 小さな子どもやペットがいる
  • 植物を育てるのが好きではない
  • 処分が大変

贈ったタイミングが悪い

贈ったタイミングが悪い

引っ越し祝いを贈る場合、お渡しする時期は「入居後1~2ヶ月」が目安とされています。

引っ越し直後は荷解きや諸手続きで忙しいため、早すぎるのはNG。特に観葉植物は引っ越しの際特別料金がかかることも多いため、引っ越し前に贈ってしまうのは厳禁です。

一方、開店祝いは「開店前」に贈るのがマナーとされています。開店前日はオープン前の準備があるので、遅くても開店日の1週間前には届くように手配すると安心です。

観葉植物に限らず、開店祝いは開店のお知らせを受け取ったら早めにお送りするようにしましょう。

サイズが大きすぎる

サイズが大きすぎる

観葉植物とひと口に言っても、デスクの上にも置けるような小さめサイズから1メートル以上あるものまでさまざまな種類があります。

大きな観葉植物は当然置ける場所が限られるので、相手に何の相談もなく選んでしまうと「ジャマだな」と思われることも。

特に引っ越し・新築祝いの場合、相手がインテリアの配置にこだわりがあるタイプだと歓迎されないことが多いようです。

小さな子どもやペットがいる

小さな子どもやペットがいる

小さなお子様やペットがいる人にとって、観葉植物は「危険アイテム」。触って遊んでいるうちにひっくり返して土がこぼれたり、鉢が割れてケガをしたりするおそれがあります。

さらに、ペットにとっては観葉植物そのものが毒になってしまうことも。特に猫ちゃんはNG植物が多いため、猫飼いさんに植物を贈るのは避けたほうがいいでしょう。

植物を育てるのが好きではない

植物を育てるのが好きではない

観葉植物は水やりなどのお世話を通して癒される一面がありますが、生きもののお世話がそれほど好きではない人もいます。

観葉植物は比較的手のかからない種類も多いのですが、水やりの量や頻度、日光に当てる時間など、丈夫に育てるために気を配るべきポイントは複数あります。

特にニガテな人が多いのが「虫がつく」こと。窓の外から入ってきたり植え付けた土の中から孵化したりと、どんなに気をつけていても完全に虫を防ぐのは至難の業です。自分で虫を退治できない人が観葉植物のお世話を継続するのは難しいでしょう。

また、観葉植物に付着したカビやダニが原因でアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。のちのちトラブルになってしまう可能性もあるので、アレルギー体質の方にも贈るのは避けたほうがいいかもしれません。

処分が大変

処分が大変

「これ、いらないな……」「お世話をサボって枯らしちゃった!」そんなときに困るのが観葉植物の処分です。

植物とはいえ生きものですから、まだ元気なのに捨てたり、お世話を忘れて枯らしてしまったりすることに罪悪感を覚える人は少なくありません。

「本当は処分しちゃいたいけど、もらった以上は世話をしないと」という気持ちでいる人も多いようです。そうこうしているうちにどんどん草丈が伸びて、なおさら処分しにくくなってしまいます。

さらに、プランターや鉢に使われる「土」は自治体によって指定されている処分方法が異なります。

普通ゴミとして出すことができる地域ではそれほど問題にはなりませんが、中には回収業者などに依頼して別途料金を払わなければいけないところも。公園や山などに捨てる行為は不法投棄と見なされる可能性が高いため注意が必要です。

不要なものを渡されたうえ、処分に手間とお金がかかるとなれば、迷惑だと思われても仕方ないと言えるでしょう。

観葉植物のプレゼントが喜ばれるのはどんなとき?

「じゃあ観葉植物は贈らないほうがいいの?」と不安になった方もいるかもしれません。しかし、観葉植物のプレゼントを喜んでくれる人もたくさんいます。観葉植物が喜ばれるのはおもに次のようなときです。

  • 相手が観葉植物を欲しがっている
  • 相手の好み・性格に合っている
  • 縁起がいい

相手が観葉植物を欲しがっている

観葉植物に限らず「相手が欲しがっているものを贈る」のがプレゼントの基本。お相手が以前から観葉植物を欲しがっていることが分かっているなら、遠慮する必要はありません。

相手の好み・性格に合っている

「見た目がかわいい」「あまり世話をしなくても丈夫に育つ」など、相手の好みや性格にマッチしたものを選びましょう。

仲の良い友人や家族なら、好きなもの・ニガテなものがよく分かっているので、失敗も少なくなる傾向があります。

縁起がいい

観葉植物のプレゼントが高い人気を誇る理由のひとつに、縁起のいい『花言葉』を持つものが多いことがあります。

相手の幸せや健康、仕事の成功などを祈る花言葉が込められたものなら、お祝いの気持ちがストレートに伝わるでしょう。

プレゼントするなら「お世話いらず」「場所を取らない」「安全安心」なフェイクグリーンがベスト!

観葉植物は引っ越し祝いや開業祝いの定番アイテムではあるものの、実際はかなり人を選ぶプレゼントです。

「観葉植物を贈りたいけど、相手に喜んでもらえるか不安」という方は、少なくとも次の3点を押さえたものを選びましょう。

  • めんどうなお世話が必要ない
  • ジャマにならない小さめサイズ
  • 小さな子どもやペットがいても安心