黄金色の輝きに心ひかれるゴールドアクセサリー。
大切な人からプレゼントでもらったり、がんばった自分へのご褒美として購入したりする人が多いでしょう。
そんな思い入れのあるアクセサリーが、変色して使えなくなってしまったらショックですよね。
今回はゴールドアクセサリーが変色する原因と、おうちでできるお手入れ方法などについてご紹介します。
ゴールドアクセサリーの種類と変色のしやすさ

現在市場に出回っているゴールドアクセサリーの多くは、金の含有率によって5つの種類に分けられます。
- 24K(24金)
- 22K(22金)
- 18 K(18金)
- 14K(14金)
- 10K(10金)
数字が大きいものほど金の割合が高く、値段も高価です。
金は非常にサビにくく安定した金属なので、金以外の金属がどれだけ含まれているかによって変色のしやすさが変わります。
まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
24K(24金)
純度99.99%以上の、いわゆる「純金」といわれるものです。
金以外の金属がほとんど含まれていないため、ゴールドアクセサリーの中ではもっとも変色しにくいといえるでしょう。
ただし、金は非常にやわらかい金属のため熱や衝撃には弱く、かんたんに傷が付いたり形が歪んだりしやすいのがデメリットです。
加工が難しい性質から、装飾の少ないシンプルデザインのアクセサリーが多くなっています。
22K(22金)
金の含有率が約91.7%のものを指します。24Kには劣るものの、アクセサリーとしては十分純度が高い金です。
「割り金」(銀や銅など金以外の金属)を混ぜることで硬く丈夫になっており、24Kよりもアクセサリーとしての加工に適しています。
24Kとほとんど変わりない輝きと色味が楽しめる22Kのアクセサリーは、海外でも人気のアイテム。
金の純度が高いため、24Kと同じく変色しにくいのも魅力のひとつです。
18 K(18金)
金の含有率が約75%のものを指します。22Kに比べて金の割合が低い代わりに硬度があり、複雑な装飾加工が可能です。
割り金に使う金属の種類と配合率によって色味が変わるため、豊富なカラーバリエーションがあります。
「金としての価値・加工のしやすさ・使い勝手のよさ」のバランスに優れており、ジュエリーとして加工される金は、この18Kがもっともポピュラーです。
耐久性があり傷には強い半面、金の割合が低いためやや変色しやすいといえます。
14K(14金)
金の含有率が約58%のものを指します。
金特有の色味からは遠のいてしまうものの、リーズナブルで耐久性に優れているため、普段使い用として人気があります。
変色には弱いため、気持ちよく使い続けるには定期的なメンテナンスが必要です。
10K(10金)
金の含有率が約41.7%のものを指します。14Kよりもさらにお手頃な価格で気軽に購入できるので、若者を中心に近年人気を集めています。
18Kや14Kと同じく、豊富なカラーバリエーションとデザイン性が魅力です。
一方で変色やサビなどのトラブルも起こりやすく、長く使うためにはこまめなお手入れが欠かせません。
ゴールドアクセサリーの変色・黒ずみの原因

ゴールドアクセサリーの黒ずみは、原因によって対処法が変わります。
お手元のゴールドの種類を確認し、どれに当てはまりそうか見ていきましょう。
付着した汚れの酸化
素肌に直接触れるアクセサリーには、汗や皮脂などの汚れが付きます。
油分を含んだ汚れを放置していると、次第に酸化して黒ずんでしまうのです。
しかし、24Kや22Kなど純度の高い金はサビにくいため、表面の黒ずみさえ落とせば美しさが復活します。
- 汗、皮脂
- 化粧品、香水
- ヘアスプレー
- ハンドクリーム など
銀の硫化
割り金に銀が多く含まれている場合、銀と硫黄分が反応して『硫化(りゅうか)』することがあります。
このときできる「硫化銀」は、自宅でのお手入れでかんたんに落とせる汚れです。
シルバーの黒ずみの落とし方についてはこちらをご覧ください。

割り金のサビ
金そのものは非常にサビにくいのですが、割り金に銅や鉄など酸化しやすい金属が多く使われているとサビてしまうことがあります。
お手入れである程度サビを落とすことはできますが、奥までサビが広がっている場合は新品同様の美しさに戻すのは難しいでしょう。
ゴールドアクセサリーの黒ずみの落とし方
黒ずみが表面だけのものであれば、ご家庭でかんたんにキレイにすることができます。
変色が気になるアクセサリーにぜひ試してみてください。
中性洗剤を使う方法
ほとんどの黒ずみは中性洗剤で落とすことができます。
※石けんは溶け残って細かいところに詰まりやすいため、使わないようにしてください。
重曹を使う方法
重曹は弱アルカリ性なので、サビや油などの酸性汚れを落とすのに適しています。重曹がない場合は塩でも代用可能です。
酢を使う方法
酢に含まれる酢酸には、酸化した金属から酸素を切り離す働き(還元作用)があります。
割り金がサビてしまっている可能性が高い場合に試してみましょう。
専用クリーナーを使う方法
ゴールドアクセサリー専用の液体クリーナーが市販されています。
ブラシが届きにくい細かな溝の黒ずみも、10秒ほどつけるだけでピカピカになる優れものです。
洗剤や重曹に比べると高価ですが、時間をかけずにササッとお手入れしたい方や、キレイにしたいアクセサリーがたくさんある方は検討してみてください。
修理店に持ち込む方法
もっとも確実で安全なのは、ジュエリーの修理専門店に持ち込む方法です。
特に高価な宝石が付いたものは、安易に自己判断せず購入したお店でクリーニングを依頼しましょう。
料金は数千円程度が一般的ですが、お店によっては無料で対応してくれることもあります。
万が一にも破損したら困る大切なアクセサリーは、まずお店に問い合わせてみましょう。
黒ずみ・変色を防ぐ毎日のお手入れ方法

ゴールドアクセサリーの黒ずみを防ぐ一番の方法は「こまめに汚れをふき取る」こと。
身につけたアクセサリーをしまう前に、アクセサリー用のクロスやメガネ拭きなどのやわらかい布でやさしく磨きましょう。
付着した汚れが化学反応を起こす前に取り除くことで、新品同様の美しさが持続します。
ゴールドアクセサリーの美しさをキープする保管方法

アクセサリー類はドレッサーなどの引き出しにすべてまとめて収納していませんか?
よく使うアクセサリーは、アクセサリースタンドに置いたり壁に吊るしたりしている方も多いでしょう。
ここまで見てきたように、金は他の金属より傷つきやすく、空気との接触は変色を招きます。
傷や変色のないキレイな状態で気持ちよく使えるように、収納の仕方にもひと工夫しましょう。
アクセサリーケース(ジュエリーボックス)に収納する
変色の原因となる空気をシャットアウトするため、きちんとフタができるアクセサリー専用ケースに収納しましょう。
内側はスエードなどのやわらかい素材でできていることが多く、傷に弱いゴールドアクセサリーの保管に最適です。
単なる小物入れに比べてデザイン性が高く、お気に入りのアクセサリーを入れて眺めているだけでも気分が高まります。
複数のアクセサリーがすっきり収納できるので、どこに何があるのかひと目でわかりやすいのも大きなメリット。
急いで身支度しているときもお目当てのアクセサリーがすぐ手に取れます。
個別にジップ付きポリ袋などで保護する
アクセサリーケースがない場合は、アクセサリーをひとつひとつジップ付きポリ袋などに入れて収納しましょう。
アクセサリーの収納に適した小さいサイズは100均でも販売されています。
他のものとぶつかって傷が付くこともなく、変色の一因である空気との接触もシャットアウトできて一石二鳥です。
直射日光・高温多湿の環境を避ける
日光に含まれる紫外線によって宝石が変質し、色があせてしまうことがあります。
サビや黒ずみを引き起こす化学反応は温度が高いほど早く進むため、高温多湿の環境も避けて保管しましょう。
大切なゴールドアクセサリーを守る♪名入れアクセサリーケース特集
当店のラインナップから、ゴールドアクセサリーの保管に適した商品を厳選してご紹介します。
名前やメッセージを刻んだアクセサリーケースは、世界にひとつだけの特別なアイテム。
自分へのプチご褒美や、アクセサリー好きの家族・お友達へのプレゼントにいかがでしょうか。
窓付きジュエリーBOX
ガラス窓にオリジナル彫刻ができるジュエリーボックスです。
ガラス越しに見えるお気に入りのアクセサリーと刻まれたメッセージが、素敵な一日の始まりを感じさせてくれます。
仕切りがたくさんあるので、指輪やピアスなどの小物が多い方におすすめ。
カギ付きなので高価な宝石の収納にも安心です。
引き出し付きジュエリーBOX
シンプルかわいいデザインのジュエリーボックスです。
内部に引き出しがあり、見た目以上に大容量。
たくさんあるアクセサリーもすっきり収納できます。
取っ手が付いているので、ちょっとした持ち運びにも便利です。
クラッチ型アクセサリーケース 携帯用
旅行や出張での携帯にぴったりな、コンパクトサイズのアクセサリーケースです。
カバンに入れやすいのはもちろん、クラッチ型なのでそのまま持ち歩いてもサマになります。
仕切り・ポケット・フックがたくさんあり、コンパクトなのにたくさん収納できる優れものです。
いつでもどこでもおしゃれを楽しみたい方に。
正しいお手入れで新品のような輝きを取り戻そう!
高価なゴールドアクセサリーは、少しでも長くキレイに使いたいもの。
こまめなお手入れと正しい保管方法で、大切なジュエリーを長持ちさせましょう!