「上手に万年筆を使いたい!どんな書き方をすればきれいな字が書けるんだろう。効率的な練習方法があれば、教えてほしい」、今回はそんなお悩みを解決します。
万年筆初心者に向けて「美文字を目指せる」万年筆の書き方を解説します。単純な『文字の書き方』以外にもいくつかコツがありますので、新しい発見がきっとあるはずです。
ダラダラと練習を繰り返して、ずっと字が汚いままなのは嫌ですよね。本記事を参考にして、一緒に万年筆をマスターしましょう!
万年筆の持ち方のコツ
万年筆は持ち方のコツをつかめばきれいな字を書けるうえに、万年筆のペン先も痛まず長持ちします。持ち方のコツは以下の3つです。
- ペン先の刻印を上に向ける
- 指の位置に気を付ける
- 持つ角度は45~60度
ペン先の刻印を上に向ける
万年筆はペン先のブランド名や素材などが刻印されている広い面を上にして持ちます。書いている途中もクルクルとペンを回転させないよう気を付けましょう。
指の位置に気を付ける
万年筆はボールペンと違って、強い筆圧がなくてもインクが出ます。指先をリラックスさせて、中指に万年筆を置き、親指と人差し指で優しく持ちましょう。
持つ角度は45~60度
筆記するときは、万年筆と紙面の間の角度が「45~60度」になるよう意識しましょう。ただし正確な角度にこだわる必要はなく、やや寝かせて書くイメージを持てば十分です。
万年筆の書き方のコツ
持ち方がわかったところで、続いては正しい書き方をご紹介します。以下の3つのコツをつかめば、きれいな文字が書けるはずです。
- 「正しい姿勢」を身に付ける
- 「とめはねはらい」を意識する
- 文章全体で行間や幅を統一する
「正しい姿勢」を身に付ける
きれいな字を書くためには「正しい姿勢」が良いとされることが多いでしょう。俗にいう「正しい姿勢」とは、背筋をしゃんと伸ばしたものを言います。
- イスには深く腰掛けない
- 腹部と机の間をテニスボール1個分あける
- 背筋をピンとしっかり伸ばす
- あごを引いて、文字を上から見下ろす
理想は「正しい姿勢」ですが、姿勢を気にしすぎると余計な力が入ってしまい、体に負担をかけてしまうことも。体を壊しては元も子もないので、無理をしすぎない範囲で意識してみましょう。
「とめはねはらい」を意識する
文字を書くときは「とめ」「はね」「はらい」を意識して書きましょう。ごまかさずに線の末端を正しく書けば、多少バランスが崩れていても、メリハリのある味わい深い字に見えます。
文章全体で行間や幅を統一する
「きれいな字を書こう!」と集中しすぎると、視野が狭くなって文章全体が見えなくなります。すると文字単体はきれいでも、文章全体のバランスが残念なことに。
万年筆で文章を書くときは、文章全体の行間や幅を統一しましょう。文字と文字とのつながりを意識し、流れを切らずに書き続けることが大切です。
万年筆が上達する練習方法
万年筆の書き方がわかったところで、いきなりきれいな文字が書ける人は少ないでしょう。そこで「もっと上手になりたい!」という方向けに、具体的な練習方法をご紹介します。
- 毎日書く習慣をつける
- 万年筆に合った紙を使う
- 市販の「万年筆練習帳」を使う
- 字がきれいな人に評価してもらう
毎日書く習慣をつける
万年筆が上達するうえで大切なことは「万年筆に触れる回数を増やすこと」と「たくさん文字を書くこと」です。そのためにも毎日書く習慣を身に付けましょう。
これまでボールペンを使っていた場面では、意識的に万年筆を選んでみてください。また日記を始めたり、勉強で使ったりして日常生活の一部に組み込むと、習慣付けやすいのでおすすめです。
万年筆に合った紙を使う
万年筆を使うとき、基本的には市販のノートやコピー用紙を選べば十分です。しかし適さない紙だと、ときには「インクが出づらい」「にじみやすい」といったトラブルを起こすことがあります。
ベストコンディションを目指すなら、万年筆用に開発されたノートや紙を購入しましょう。あなたがきれいな字を書けない原因が紙にあったら、すぐさま解決するかもしれません。
市販の「万年筆練習帳」を使う
世の中には万年筆で美文字を目指す人のための練習帳がたくさん出回っています。「書き取り練習」による、効率的な学習をできるのが練習帳です。
美しく正しいお手本が掲載されているので、自分の文字を矯正しながら練習できます。文字を正確に書くのが苦手で、まずは基礎から固めたい方におすすめです。
字がきれいな人に評価してもらう
丁寧に書いているのに、なんだかきれいに見えない。そんな悩みを抱えて、行き詰まることは多々あります。自分のミスは目が慣れてしまい、気付きにくいものです。
そこで字がきれいな人から評価を受けましょう。第三者の客観的な視点なら、修正点は一目瞭然です。恥ずかしがらず、字がきれいな知り合いにお願いしてみましょう。
おすすめの名入れ万年筆5選
ここまで読んで「新しい万年筆が欲しくなった!」「今とは違うタイプの万年筆が使いたい!」なんて気持ちになった方もいるでしょう。
そこで最後に、当店から「おすすめの名入れ万年筆」をご紹介します。希少な高級素材を使用したものや高級ブランドの万年筆に名入れを刻んだ、唯一無二のオーダーメイド品です。
お気に入りのマイペンとして買えば、ずっと愛着を持って大切にできます。また大切な人へのプレゼントに選んでも間違いないでしょう。
PILOT COCOON (カートリッジ式)
繭のように美しい、PILOTのCOCOON(コクーン)。大人らしいスタイリッシュなカラーと、可愛らしい丸みを帯びたボディが人気のシリーズです。
高級万年筆にはない独特なデザインは、万年筆上級者でも惹かれる嬉しいポイント。上級者にも、初心者にも自信を持っておすすめできる定番の万年筆です。
木製万年筆&ペンケースセット (カートリッジ式)
希少な高級素材「ローズウッド」を使用した万年筆&ペンケースセット。上品な光沢と天然の深い赤みが、大人っぽい雰囲気をふんだんに演出します。
ペンケースには、お名前だけでなく日付やメッセージも彫刻できます。自分へのちょっと贅沢なご褒美として、大切な人への贈り物として選んではいかがでしょうか。
PARKER IMCT (両用式)
「世界でもっとも愛されているペン」と言われるほど名高いPARKERの万年筆。洗練されたクラシックなデザインが、ビジネスマンを中心に人気を集めています。
ネイビー、ブラック、グレー、ホワイトの落ち着いたカラーからお選びいただけます。できる男・できる女をさりげなく演出する大人の万年筆と言えるでしょう。
PARKER IMブラックGT (両用式)
英国王室御用達のPARKER製のベーシックモデル。ブラックの色合いに金色の金具が目立つ「THE・万年筆」ともいうべきデザインです。
クラシックな見た目と、PARKER製の安心感から、初心者・上級者のどちらにも選ばれています。大切な人へ贈る「はずさないプレゼント」としてもおすすめです。
さいごに
今回は「万年筆の書き方」について広く解説しました。万年筆を使ってサラサラときれいな字を書きだす姿は、男女ともにカッコいいもの。そんな自分をイメージして練習を繰り返し、万年筆マスターを目指しましょう!