【プレゼント選びが苦手なあなたへ】ストレスが減る選び方・考え方のコツ

【プレゼント選びが苦手なあなたへ】ストレスが減る選び方・考え方のコツ

誕生日やクリスマスなど、お祝い事に不可欠と言ってもいいプレゼント。相手のことを考えて選ぶ時間もプレゼントのうち、とは言いますが「なかなか決められずに何時間も探し回って、毎回身も心も疲れ果ててしまう」という方にとっては、一種の苦行とも言える時間です。

プレゼント選びに苦手意識があると、イベントが近づくたび憂鬱になってしまいますよね。今回はプレゼント選びにストレスを感じてしまう原因と、ストレスを減らす選び方のコツについてご紹介します。「大切な人と過ごすイベントを心から楽しめるようになりたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

プレゼント選びを苦手に感じる人の心理

プレゼント選びを苦手に感じる人の心理

プレゼント選びに全く悩まないという方もそうそういませんが、本来大切な人と楽しく過ごすはずのイベントがストレスになってしまうのは悲しいことです。プレゼント選びが辛い、苦手と感じる人は大きく2つのタイプに分けられます。

完璧主義

「絶対に喜ばれるプレゼントを」と意気込んでしまう完璧主義の方は、なかなか100点満点のプレゼントが見つけられずに消耗してしまう傾向があります。結果として喜ばれるならまだ苦労が報われますが、やる気が空回りしてあまりいい反応をもらえなかったことも少なくないのではないでしょうか。

「プレゼント選びが下手」という意識が強すぎる

このタイプの方は自分のセンスに自信がないため、とにかく「無難なもの」を選ぼうとする傾向が強いです。プレゼントを決める前に、ネットやSNSで時間をかけて情報収集することが多いと思います。

もちろんそれ自体は悪いことではないのですが「迷惑にならないものを……」「これが人気みたいだけど、あの人の好みじゃなかったらどうしよう」「この値段だと気を使わせてしまうかも」などなど、考え出すとキリがありません。結局ギリギリまで決められずに疲れきってしまった、という経験がありませんか?

「プレゼント選びが得意な人」ってどんな人?

「プレゼント選びが得意な人」ってどんな人?

プレゼント選びに自信がある、苦手どころか好き!という方もいます。そんな方たちにある程度共通しているのは「自分のセンスに自信がある」「誰かに何かをしてあげることが好き」といったこと。しかし、実際にもらった相手が本当に喜んでくれているかはまた別の問題です。

自分がプレゼントを受け取るときのことを思い出してみましょう。本当はあまり嬉しくないものでも、ちょっと迷惑だなあと思うものでも、相手の気持ちを無駄にできないからと「喜ぶフリ」をしたことがあると思います。

プレゼント選びに苦手意識を持っている人からすると信じがたいことかもしれませんが、分かったような顔をしている周りの人たちだって、実は案外ハズしているもの。プレゼント選びが上手なのではなく、たまたま贈られた側が「喜ぶフリ」が上手な人たちばかりなだけなのかもしれませんよ。

プレゼント選びの苦痛とさよなら!選び方・考え方のコツ

プレゼント選びの苦痛とさよなら!選び方・考え方のコツ

プレゼント選びの苦手意識は、プレゼントを選ぶという行為そのものよりも「せっかく苦労して選んだプレゼントが喜んでもらえなかった」という経験から来るものが大きいと考えられます。

逆に言えば「プレゼント選びにかける時間を減らせる」または「きちんと相手に喜んでもらえるものが選べるようになる」状況ならば、今ほど苦痛を感じなくなるはずです。

ここからは、プレゼント選びのストレスを減らす考え方や選び方のコツについてご紹介します。

まずは相手のことを知ろう

「何が喜んでもらえるかわからない」「なぜ失敗したのかわからない」……それはあなたのセンスが悪いのではなく、まだ相手のことをよく知らないからかもしれません。喜んでもらうプレゼントを選ぶには、相手の好みや苦手なものをしっかり把握することが不可欠です。

たとえば相手が「猫好き」だったとして、生きものの猫が好きなのか、置物や柄のことなのか、リアリティあるデザインとデフォルメチックなものはどちらがいいか……など、深堀りすればするほど選択肢が絞られていきます。普段から相手のことをよく観察して、行動や会話からどんなものが好きなのか考えるようにしてみましょう。

SNSの投稿内容をチェック

贈る相手のSNSアカウントがわかれば、普段の投稿内容にひと通り目を通してみるのもおすすめ。料理や購入したものの写真を頻繁に投稿するタイプの人なら、そこからある程度好みを推測することができるでしょう。

また、SNSの投稿というのは「人に自慢したい内容」であることもしばしば。よく使っているハッシュタグで検索してみたり、フォロワーの投稿内容を調べてみたりするとヒントが見つかるかもしれません。

「大失敗」を避ければOKと考える

プレゼント選びにおいて、苦手意識があるかどうかに関わらず「大正解」を選ぶのはとても難しいことです。そこで、自分の中のハードルを少し下げて「これだけは絶対イヤ!と思われるプレゼントさえ避ければいい」と考えてみましょう。

「好きなものが同じ」より「嫌いなものが同じ」カップルの方が長続きする、という説を聞いたことがあるでしょうか。「好きじゃないものを我慢する」のと「嫌いなものを我慢する」のとではストレスの度合いが全く違うから、「好きなもの」は変わっても「嫌いなもの」はあまり変わらないから、といった理由です。

「相手が喜ぶもの」の選択肢は膨大でも「もらって困るほど嫌いなもの」はそうそう多くないはず。「今までで一番困ったプレゼントは?」と聞いてみるのもいいかもしれません。

日持ちする食品から選ぶ

「無難」路線で攻めるなら、やはり食べたらなくなる消えものが有効です。食品を選ぶ場合のポイントは「日持ちするものを選ぶ」こと。

正直な話、日持ちするものなら万が一あげた相手の好みには合わなくても、喜んで食べてくれる別の誰かにあげることだってできます。苦手な食べ物やアレルギーの有無、甘いものとしょっぱいものだとどちらが好きかなどを最低限確認できれば「無難なプレゼント」としては問題ないと言えるでしょう。

よく使う消耗品から選ぶ

消耗品で選ぶ場合は「必ず相手に使ってもらえるもの」を選ぶことが大切になります。

プレゼントで贈る消耗品の定番としてハンドクリームや入浴剤がありますが、人によっては「匂いが苦手」「肌に合わない」などの理由で全く使わないという方も。事前に苦手な香りがないか、アレルギーがないかなど確認しておきましょう。わからない場合は、ハンドクリームや入浴剤は避けた方がいいかもしれません。

自分が自信を持っておすすめできるものを選ぶ

プレゼントは「相手が好きなもの」から選ぶのが定石。とはいえ、好きなものは自分で買ったり他の人からもらったりする機会も多いものです。そこで少し視点を変えて、自分が実際に使った・食べたものの中から「人におすすめしたくなるほど良かったもの」を選んでみましょう。

相手にも気に入ってもらえるかは別として、「無難なものを選びました」というより「これすごく良かったからおすすめだよ!」と自信を持って渡されたプレゼントの方が、受け取る側としても気持ちがいいものです。

何が欲しいか直接聞いてみる

考えても何がいいか見当がつかない……という方は、自力で探すのをやめて「何が欲しい?」と聞いてしまいましょう。プレゼントに何が欲しいか直接聞くことには賛否両論ありますが、相手に感づかれないように探りを入れる方法もあります。詳しくはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【彼氏・彼女】誕生日やクリスマスに相手が欲しいものを聞き出す7つの方法【彼氏・彼女】誕生日やクリスマスに相手が欲しいものを聞き出す7つの方法

「プレゼント」をやめる

ストレスを感じるほどプレゼント選びが苦手だと、自分がプレゼントをもらうときも「お返し」選びのことが気になってしまうもの。「あげる」のと同じくらい「もらう」のも苦手、という方も少なくありません。そこで、思い切って「プレゼントを贈り合う習慣をやめてしまう」という方法があります。

もちろん相手との関係によっては難しいケースもありますが「誕生日だから」「クリスマスだから」必ずプレゼントを贈らなくてはいけない、という決まりはありません。普段なかなか行けないちょっといいお店でご飯をごちそうするだけでも、相手を大切に思っている気持ちはきちんと伝わります。

プレゼント選びそのものの回数を減らすことができれば、日頃のお付き合いやイベントも気兼ねなく楽しめるようになります。相手を選ぶ方法ではありますが、あなたの気持ちを理解し納得してくれる人とは今後も末永くお付き合いしていけることでしょう。

さいごに

「大正解のプレゼント」は、100人いれば100通りあるもの。「プレゼントの選び方」に関する情報は多くありますが、その通りにしたからといって必ず喜んでもらえるとは限りません。逆に言えば、世間的には「ふさわしくない」と思われるようなものでも、相手が心から喜んでさえくれるなら、それは立派なプレゼントになります。

相手からのリクエスト無しで心から喜ばれるプレゼントを選ぶのは至難の業。「『大正解』を当てられたらラッキー!」くらいの気持ちで選んでみてください。プレゼント選びの苦手意識がなくなれば、大切な人と過ごす時間をもっと楽しめるようになりますよ。