母の日に何をプレゼントするか決めるとき、本人に直接何が欲しいか聞いてみたら「何もいらない」「欲しいものはない」と言われてしまった、というケースは少なくありません。
こんなときは本当に何もしなくていいのか、それともただの社交辞令なのか……どうするのが正解なのかわからず悩んでしまいますよね。
今回は母の日のプレゼントを「いらない」というお母さんたちのホンネや、プレゼントの解決策についてご紹介します。
「母の日のプレゼントはいらないよ」というお母さん・お義母さんのホンネ
「プレゼントはいらない」という言葉に隠されたホンネは、言った本人の性格や言われた側との関係性によっても変わってくるので一概には言えません。複数のパターンをご紹介しますので、自分のお母さん・お義母さんはどのタイプか考えながら参考にしてください。
本当に欲しい物が何もない
普段から言葉にウラオモテがなく、思ったことをはっきり言えるタイプのお母さんはこのパターンが多いです。「何がいいかと聞かれても、欲しいものがないから答えようがない」という感じでしょうか。このタイプのお母さんに多いホンネは以下のケースです。
- もともと物欲がなく、今の状況に満足している
- あまり家の中にモノを増やしたくない
- 欲しいものはもう持っている、または自分で買ってしまう
- 母の日を祝う気持ちは十分伝わっているから、プレゼントはなくてもいい
欲しい気持ちはあるけど、自分の口からは言えない
「プレゼントはもちろん欲しいけれど、自分の口で欲しい物を催促するなんて厚かましいことはできない」と思ってしまうタイプ。この場合は言葉通りに受け取って本当にプレゼントを贈らないとがっかりしてしまいますので、見極めが大切です。このパターンは義理のお母さんで特に多いようなので、実子である夫(妻)に欲しい物を聞き出してもらうのがいいかもしれません。
- 「プレゼントはいらない」は社交辞令。もちろん楽しみにしている
- 自分の口では言いにくいから、察して欲しい
お金を使ってもらうのが申し訳ない
家庭を持ち、子ども(孫)が生まれたあとで特に多いパターンがこちら。これから先子どもの教育費や住宅ローンなどでどんどんお金がかかる苦労を知っているからこそ、母の日のためにお金を使ってもらうのが申し訳ないと感じてしまうのです。このタイプのお母さんにプレゼントを贈り続けると、かえってお返しなどで気を使わせてしまうかもしれません。
- 私のことはいいから、自分たちのためにお金を使って欲しい
- プレゼントの値段に見合ったお返しを考えるのが大変
以前に嬉しくないプレゼントをもらって困ったので、もういらない
「欲しくもないものをもらっても処分や置き場所に困る」という声は、悲しいことですが少なくありません。大切な家族からの贈り物だからこそ、余計に言い出しづらいと感じる人もいます。お金と時間をかけて選んでくれたのが分かるからこそ、もらったプレゼントを素直に喜べないのは心苦しいものです。何度か贈ったあとで急にいらないと言われ始めたら、もしかすると「これなら何もない方がマシ」というホンネが隠れているのかも。
- 趣味に合わないものをもらっても使いづらい
- 形に残るものは捨てるわけにもいかないし、置き場所に困る
プレゼントはいらないと言われた場合の解決策
「母の日は何もいらない」という言葉には、大きく分けると「本当に何もいらない」パターンと「欲しいものなら素直に喜べる」の2パターンがありそうですね。言葉の真意がどちらであれ、母の日をお祝いすること自体をやめてしまうのは寂しいことです。プレゼントはいらないと言われてしまったときに使えるお祝い方法のアイデアをご紹介します。
感謝の言葉を伝える
母の日は日頃の感謝を伝えるためのイベント。モノを贈る代わりに、心からの感謝の言葉を贈ってみましょう。電話やメールもいいですが、手紙やポストカードなど手書きのメッセージを渡すのも喜ばれます。
家事や子育てに協力してもらっているなら、具体的にどんなことが助かっているかも書いておくとより感謝の気持ちが伝わるでしょう。手紙ならお金もかかりませんし、かさばるものではないので収納場所に困ることもありません。
家事代行で自由な時間をプレゼント
いつも家事に励むお母さんに代わって、料理や掃除などの家事をしてゆっくり過ごす時間を贈るのも立派なプレゼントです。掃除は自分でやるのが大変な浴室のカビ取りやトイレなどの水回りを中心にするといいでしょう。
暑くなり始める時期なので、エアコンのフィルター掃除も喜ばれます。自分でやってあげることが難しい場合は、家事代行サービスのギフトチケットをプレゼントする方法もあります。
一緒にお出かけする
何が欲しいか自分で言い出せないお母さんは、買い物やランチに誘ってみましょう。いろいろなお店を見て回ったり楽しくおしゃべりをしたりしているうちに、欲しいものがあれば何かしらのサインを送ってくれるはず。それでなくても「娘(息子)と一緒に過ごす時間がどんなプレゼントより嬉しい」と感じるお母さんは多いものです。
グルメギフトを一緒に食べて楽しむ
有名店のケーキやお取り寄せグルメを人数分購入して会いに行き、お母さんだけでなく家族みんなで食べて楽しむ方法です。同居しているのなら、普段はなかなか食べられないような豪華な出前を頼むのもいいでしょう。これなら必要以上に気を使わせることもありませんし、美味しいものを食べながら和気あいあいと過ごすのは心安らぐ素敵な時間です。
さいごに
母の日のお祝いは、本来プレゼントを贈ることではなく「お母さんに感謝の気持ちを伝える」ことが目的のはず。母の日にプレゼントをもらうことは遠慮しても、感謝の言葉をもらって悲しむお母さんはいません。母の日は何もいらないと言うお母さんに、心からの「ありがとう」の気持ちを贈りましょう!