【マスクケースの正しい使い方】一時的に外すとき清潔に保つ便利アイテム

【マスクケースの正しい使い方】一時的に外すとき清潔に保つ便利アイテム

外出のときにつけるのが当たり前になってきたマスク。

「つける」ことには慣れてきたけれど、飲食などで「一時的に外す」ときの扱いに困っている、という方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなお悩みを解決してくれる便利アイテム「マスクケース」の使い方についてご紹介します。

マスクケースとは?種類と使い方

マスクケースには大きく分けて2種類あります。

外出先で使う「持ち運びタイプ」と、自宅や会社に置いて新しいマスクをストックしておくための「ボックスタイプ」です。それぞれの特徴と使い方を見ていきましょう。

持ち運びタイプ

持ち運びタイプのマスクケース

持ち運びタイプのマスクケースは、予備マスクの持ち歩きと使用済みマスクを一時的に外すときの保管がメインの使い方です。

コンパクトな折りたたみタイプ、マスクの形をきれいにキープできるハードタイプ、水濡れに強いシリコンタイプ、マスク以外の小物も入れられるポーチタイプなど、さまざまな種類があります。布やクリアファイルを使って自作する人も多くいます。

使用済みマスクの一時保管のために使う場合は、見た目のデザインだけでなくお手入れのしやすさや衛生的に使えるかどうかも合わせてチェックするといいでしょう。

ボックスタイプ

ボックスタイプのマスクケース

ボックスタイプのマスクケースはマスクボックスとも呼ばれ、未使用のマスクをストックしておくための収納アイテムとして使われます。

マスクを買ってきた箱のままで置いておくより垢抜けた印象になるため、感染対策しつつおしゃれも楽しむためのインテリアグッズとして購入する方が多いようです。

一時保管用のマスクケースを持ち歩くメリット

一時保管用のマスクケースを持ち歩くメリット

マスクはつけ直さず外すたびに捨ててしまうのが最も衛生的ですが、だからといって繰り返し使えるのがメリットである布製マスクなどをポイポイ捨てるわけにはいきませんよね。

「予備のマスクは持ち歩くようにしているけど、使用済みマスク用のマスクケースは使っていない」という方に、マスクケースを使うメリットをご紹介します。

衛生面で安心、見た目もきれい

一度使用したマスクは、オモテ・ウラ両面とも汚れてしまっています。

外したマスクをテーブルに直置きしたりカバンやポケットにそのまま入れるとマスクが触れた部分にウイルスなどが広がってしまい、せっかくマスクをしていても逆に感染リスクが高まることにもなりかねません。

マスクケースを使うようにすれば、マスクに付いたウイルスや花粉、汚れなどを周りに広げる心配がありません。

また、カバンやポケットに入れるとどうしてもグシャグシャになってしまいがちですが、マスクケースに入れれば折れたりシワになったりしないので、つけ直すときも見た目がきれいです。

ゴミ箱がないときの一時保管に

ヒモが切れたり目立つ汚れが付いてしまったりしてマスクを替えることがあると思いますが、そのとき都合よくゴミ箱が近くにあるとは限りません。

新型コロナの感染拡大とともに「マスクのポイ捨て急増問題」がニュースでも取り上げられるようになりました。

マスクのヒモが絡まったり、エサと勘違いして飲み込んでしまったりして命を落とす野生動物がたくさんいます。

また、サージカルマスクに付着した新型コロナウイルスは最大7日間残り続けるという研究結果もあり、マスクのポイ捨ては環境面でも感染防止の面でも危険な行為です。

(参考:Stability of SARS-CoV-2 in different environmental conditions.|THE LANCET Microbe)

使用済みマスクはつけ直さないという人も、一時保管用のマスクケースを持ち歩くようにすると自分も周りも安心です。

正しいマスクの外し方

正しいマスクの外し方

マスクケースはマスクに付着した菌やウイルスを広げないために使うものですが、マスクの扱い方によっては無意味になってしまうことも……

正しいマスクのつけ外し方をマスターしておきましょう。

「顎マスク」「鼻マスク」は厳禁!

息苦しく感じたときや飲食の際にマスクをずり下げて「顎マスク」や「鼻マスク」をしている人がいますが、これは厳禁です。

マスクを下げるときにはどうしても汚れている布部分に触れることになり、手指にウイルスなどが移ってしまいます。

どんなに短い間でも、マスクを外すときは必ずヒモ部分を持って外すようにしてください。

つけ直すときはヒモ以外の部分に触らない

つけ直すときも同様で、布部分に触れてしまうと汚れが手に付いてしまいます。

なるべくヒモ以外のところは触れないようにし、布部分に触れてしまった場合は忘れずに手洗いやアルコールスプレーで手をきれいにしておきましょう。

マスクケースの代用になるものは?

「マスクケース」として売られているものでなくても、自宅にあるものをマスクケースの代わりにできるんです。

「外出先でのマスクの扱いには困っているけど、今さら買わなくてもいいかな……」と思っている方はぜひ試してみてください。

小さめサイズのジップロック

本来食品を保存するためのグッズなので、未使用マスクを入れる場合でも安心。

使用済みマスクを入れる場合も除菌スプレーを使えば衛生的に再利用できます。

ファスナー付きの小物入れ

マスクが入る大きさのポーチやメッシュケースなどの小物入れを使うこともできます。

洗濯や除菌がしやすい素材かどうか確認してから使うといいでしょう。

ティッシュやハンカチ

テーブルなどにティッシュを敷いて、汚れたマスクと直接触れないようにします。

カバンやポケットにしまうときは両面を挟み込むように包み、クリップなどで留めてズレないようにするといいでしょう。

マスクケースは自作もできる

マスクケースは買わなくても材料さえあれば自作することもできます。

検索すると無料の型紙もたくさん出てきますので、お気に入りの素材で作ってみるのもいいかもしれません。

普段手芸をしない人でも気軽に作れるのがクリアファイル製のマスクケースですが、毎日くり返し使うとなると消毒するのがちょっと大変です。

そこで、おすすめなのは布製か紙製のマスクケース。布製ならマスクと一緒に洗濯できますし、紙製なら毎回使い捨てなのでとても衛生的です。

さいごに

外出先でのマスクの一時保管に便利なマスクケースについてご紹介しました。

持ち運びタイプのマスクケースは、ひとつあると便利なアイテム。

今度のお出かけの際にはぜひ使ってみてくださいね。