『花言葉』を贈ろう!気持ちが伝わる渡し方と注意点

『花言葉』を贈ろう!気持ちが伝わる渡し方と注意点

それぞれの花の性質や伝承をもとに付けられた『花言葉』。人に贈るお花を選ぶとき、花言葉の良し悪しで決める方も少なくないと思います。しかし、その花の「渡し方」まで気を使っている人は少ないのではないでしょうか。

今回はあまり知られていない花言葉の起源や、喜ばれる渡し方のポイントなどについてご紹介します。花言葉を意識すれば、きれいなフラワーギフトがもっと素敵な贈り物になりますよ。

花言葉の起源

花言葉の起源

前向きになれるポジティブなものから、ちょっと怖い・嫌な気持ちになるネガティブなものまである『花言葉』。その起源は、トルコに古くから伝わる風習にあるという説が有力です。

トルコ流のラブレター「セラム」が起源

17世紀のオスマントルコ時代、首都イスタンブールでは「花には神からのメッセージが込められている」と考えられていました。そして、それぞれの花に宿るメッセージに思いを託して、愛の告白のために花を贈ったのです。この風習を「セラム(selam)」といいます。

18世紀には、当時のトルコ大使の妻だったイギリス女性メアリー・モンタギューが、友人へセラムについて書いた手紙を送りました。これがきっかけでヨーロッパに花言葉の文化が伝わり、ついには世界中に広まっていったのです。

日本に伝わったのは明治時代

ヨーロッパで大流行した花言葉の文化が日本に伝わったのは、1886年のこと。『新式泰西礼法』という本の中で、数十種類の花言葉が紹介されました。当初は伝わった花言葉をそのまま使っていましたが、その後日本の風習や歴史に合わせて少しずつ変わっていったのです。

花言葉の決め方は?誰が決めているの?

花言葉の多くは、おもに以下の3つの方法で決められています。

  • 花の見た目や性質
  • 神話・言い伝え
  • 開発者や販売会社

花の見た目や性質

花の見た目や性質

花言葉の多くは、花の色や形、性質から連想して付けられました。たとえば、太陽の方角に合わせて向きを変える『向日性』があることで知られるヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめる」です。

このほかにも、うつむいたように下向きに咲くパンジーには「もの思い」、甘い香りとハート型の葉が特徴のライラックには「初恋の香り」といった花言葉があります。

神話・言い伝え

神話・言い伝え

花言葉の発祥地であるヨーロッパの伝承をもとに付けられた花言葉もあります。特に多いのはギリシャ神話を起源に付けられたものです。

たとえば、ハーブの一種であるアキレア。ギリシャ神話の英雄アキレウスがトロイア戦争で傷ついた兵士たちの治療に用いたという伝説が花名の由来で、花言葉もこれにちなんだ「戦い」「勇敢」「治療」などが付けられました。

開発者や販売会社

開発者や販売会社

最近できた新しい品種では、開発者や販売会社が花言葉を付けるケースが多いようです。

有名なのは、SUNTORY(サントリー)が開発に成功した「青いバラ」。それまでは青いバラを作る技術がなかったため「不可能」というネガティブな花言葉が付いていましたが、開発成功をきっかけに「夢叶う」「奇跡」などが追加されました。

由来がはっきりわからないものも多い

現在知られている花言葉の中には、これといった由来がわかっていないものも多くあります。 そもそも花言葉は正式に認定する機関や人が存在しないので、どの花言葉も「これが正しい、これは間違い」とは言えないのです。

青いバラのように、長い時を経て花言葉が変わっていくこともあります。花言葉だけにこだわりすぎず、あくまで花贈りのちょっとしたスパイスという感覚で楽しみましょう。

『花言葉』を贈ろう!喜ばれる渡し方のポイントと注意点

『花言葉』を贈ろう!喜ばれる渡し方のポイントと注意点

相手にぴったりな花言葉を持つ花を見つけても、普通に渡すだけでは肝心のメッセージが伝わりません。それどころか、場合によっては花言葉のせいで誤解を与えてしまうこともあります。

あくまでも『花言葉』に気持ちを込めるなら、渡し方にもひと工夫が必要です。

どの花言葉を贈るかわかるように渡す

複数の花言葉を持つ花も多いので、何も言わずに渡すと伝えたい花言葉と違う意味で受け取られる可能性があります。そこで「この花の〇〇って花言葉が、あなたにぴったりだと思って」と、相手にもはっきりわかるように伝えましょう。

口で言うのが恥ずかしいなら、メッセージカードに書いて添えることもできます。

色別の花言葉に気をつける

カラーバリエーションが豊富な花は、色別に花言葉が付いていることがあります。その中にはネガティブな意味を持つものもあるので、事前に調べておきましょう。

有名どころでは、黄色いバラの「嫉妬」、黄色いチューリップの「望みのない恋」などが知られています。黄色はキリストを裏切ったユダが着ていた服の色だと考えられていることから、ネガティブな意味の花言葉が多いので要注意です。

本数別の花言葉を意識する

それぞれの花が持つ花言葉とは別に、花束の本数にも意味があります。プロポーズの定番である「108本のバラ」はこれにちなんでいるのですが、実はバラ以外の花にも当てはまるものなのです。一部を抜粋してご紹介します。

一般的な本数別花言葉
  • 1本:「あなたは私の運命の人」
  • 3本:「愛しています」
  • 4本:「一生愛し続けます」
  • 6本:「あなたに夢中です」
  • 8本:「あなたの思いやりや励ましに感謝します」
  • 9本:「いつまでも一緒にいてください」
  • 11本:「あなたは私の最愛の人」
  • 12本:「付き合ってください」「結婚してください」
  • 40本:「永遠の愛を誓います」
  • 50本:「永遠」「偶然の巡り合い」
  • 99本:「永遠の愛」「ずっと好きでした」
  • 108本:「結婚してください」

本数別の花言葉は、花の種類には関係ありません。お相手の好きな花がわかっているなら、個別の花言葉ではなく本数にこだわってみるのもいいでしょう。

生花が苦手な人には加工花がベスト

花束はとても素敵な贈り物ですが、必ず喜ばれるとは限りません。「枯れたあとの処分に困る」「飾るための花瓶がない」「虫が付くのがイヤ」「花粉が苦手」「ペットが誤食してしまうのが心配」といった理由で、あまりよく思われないことがあるのです。

見る分には好きなんだけど……という方に贈るなら、こういった心配がない加工花を贈ると喜ばれるでしょう。代表的な4種類についてご紹介します。

ドライフラワー

ドライフラワー

花・葉・茎・果実などを乾燥させ、装飾などに使うものをドライフラワーといいます。自宅でも比較的簡単に作ることができるのが魅力です。

最近ではヨーロッパ発祥の壁飾り「スワッグ」の材料として、ドライフラワー作りにいそしんでいる人も多くいます。カビや物理刺激に弱いのがネックですが、きちんと管理すれば1年以上持つこともあるようです。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワー

お花がもっとも美しく咲いているタイミングで脱水・脱色し、特殊な染料で再度色付けしたものをプリザーブドフラワーといいます。「プリザーブド(preserved)」は、英語で「保存された」という意味で、色鮮やかな見た目や手触りなどを長く保つことができるのが特徴です。

水やりなしで長期間生花に近い状態を楽しめるため、ハーバリウムと並んで『枯れない花ギフト』として広く人気を集めています。

ハーバリウム

ハーバリウム

「ハーバリウム(herbarium)」は、もともとは研究のための植物標本を指す言葉です。近年では、観賞目的で花やグリーン材をガラス瓶に入れたものをハーバリウムと呼びます。瓶詰めされているので、キッチンなどの水回りにも気軽に置けるのが嬉しいポイントです。

アーティフィシャルフラワー

アーティフィシャルフラワー

「アーティフィシャル(artificial)」は、英語で「人工的な、人工の」という意味。つまりは造花の一種です。造花と言うと安っぽいイメージになりますが、年々そのクオリティは高まっており、本物の花と見分けがつかないほど精巧に作られたものも多くあります。

生花をもとに作られた他の加工花に比べると、耐久性やアレンジのしやすさは段違いです。全く劣化しないわけではありませんが、きちんと管理すれば10年以上飾ることもできるでしょう。

バラ、カーネーション、ユリ、コチョウランなど、贈り物によく選ばれるお花は高品質なアーティフィシャルフラワーが数多く出回っています。

サクラノカタチハーバリウム&名入れ真空タンブラー250ml

サクラノカタチハーバリウム&名入れ真空タンブラー250ml

ここで、当店で人気のハーバリウムギフトをご紹介します。

サクラの形をした瓶を使用したハーバリウムは、花材から瓶のデザインまですべてお花屋さんがこだわったオリジナル品。セットのタンブラーにはお名前とメッセージを彫刻することができます。

サクラの花言葉「精神の美」「優美な女性」は、女性への贈り物にぴったり。飾ってよし、使ってよしのフラワーギフトです。

花言葉を意識すれば、もっと素敵な贈り物に

小さく可愛らしいお花、堂々として華やかなお花、香りがいいお花、日持ちがよく長く楽しめるお花……それぞれに違った魅力がありますよね。

そんなお花に『花言葉』というメッセージを込めることで、さらにもらって嬉しい贈り物になります。今度お花を贈るときは、ぜひお相手にぴったりな『花言葉』を添えてみてくださいね。