触り心地そのまま!ブランケットの洗い方

触り心地そのまま!ブランケットの洗い方

冬の防寒グッズとしてはもちろん、夏のエアコン対策にも活躍してくれるブランケット。なんだかんだでほぼ一年中使っているという方も多いと思います。

ふわふわで手触りのいいブランケットは、見える汚れが付いていなくても小さなゴミやホコリがたまりがち。身につける時間が長いアイテムだから、定期的にお手入れして清潔にしておきたいですよね。

今回はブランケットの洗い方についてご紹介します。お気に入りのブランケットをもっと気持ちよく使えるようになりますよ。

ブランケットの洗い方

ブランケットの洗い方

自宅で洗濯できるかどうかを確認

さっそく洗濯!といきたいところですが、まずは洗濯できるかどうかの確認から始めましょう。ブランケットのタグを見て「手洗いマーク」か「洗濯機マーク」がついていれば自宅で洗えます。2016年に洗濯表示が国際規格に統一されて新しくなりましたので、お使いのブランケットの表示と意味を確認しておいてください。

自宅で洗濯できるかどうかを確認

ポリエステルなどの化学繊維か、綿や麻などの素材でできたブランケットなら基本的に洗濯できます。ウールやカシミヤなど天然毛製のブランケットは水洗い不可で洗濯できないものが多いので、クリーニング店に持ち込みましょう。

ブランケットの洗い方(洗濯機使用の場合)

洗濯機が使えるブランケットは、他の洗濯物と同じように洗濯しましょう。生地の色落ちや傷みが気になる場合はおしゃれ着用の中性洗剤を使うのがおすすめですが、なければいつも使っている洗剤を使えばOKです。

「手洗いマーク」が付いているブランケットを洗濯機で洗う場合は、必ず「手洗いコース」を使うようにしてください。

1.小さなゴミやホコリを取り除く

髪の毛や食べカスなどのゴミが付いている場合は洗う前に取り除いておきます。猫の毛などがたくさん付いている場合はカーペットクリーナー(いわゆる「コロコロ」)を使うと楽です。ない場合は手で払うなどしてなるべくきれいにしておきましょう。

2.目立つ汚れは予洗いしておく

地面に落としてしまったときにできた泥汚れや食べこぼしなどの目立つシミは、そのまま洗濯機に入れると落ちきらないことがあるので事前に「予洗い」をしておきましょう。

泥や食べカスなどの固形物はなるべく取り除いておきます。汚れに直接洗剤を付け手でもみ洗いするか、洗剤を溶かした水に15~30分程度つけ置きしておくと汚れが落ちやすくなります。つけ置き洗いは長すぎると色落ちすることがあるので、長時間の放置はしないように注意してください。

3.手洗いコースで洗う

生地の傷みを軽減できる「手洗いコース」を使って洗いましょう。メーカーによって名称が違いますが、「おしゃれ着」「ドライ」「ソフト」「おうちクリーニング」などが当てはまります。汚れがついている面が外側に来るようにたたみ、型崩れしないように洗濯ネットに入れて洗います。ふわふわに仕上げたい場合は柔軟剤も忘れずに投入しましょう。

MEMO
ドラム式洗濯機の場合は縦型洗濯機に比べて洗濯物にかかる衝撃が大きいので、ドラム式専用のクッション性がある洗濯ネットを使用してください。また、ブランケット1枚だけで洗うと脱水が上手くいかないことがあります。脱水でエラーが出た場合はバランスを取るためにバスタオルを1,2枚一緒に入れて脱水し直してみてください。

4.風通しの良いところで干す

風通しの良いところでしっかり乾かします。ハンガーなどに引っ掛けて干すと生地の重なる部分がなかなか乾かないので、物干し竿などを使って広げて干すのがおすすめです。

ブランケットの洗い方(手洗いの場合)

長く使いたいお気に入りのブランケットは、洗濯機の「手洗いコース」より生地の傷みが少ない手洗いで丁寧に洗いましょう。

1.小さなゴミやホコリを取り除く

手やコロコロを使って目に見えるゴミを取り除きます。

2.目立つ汚れは予洗いしておく

ここまでは洗濯機の場合と同じです。

3.洗面器などの桶を使って優しく押し洗い

ブランケットが入るサイズの洗い桶を用意します(なければ洗面所のシンクなどでもOK)。水を張って洗剤を適量溶かしたら、ブランケットを浸して押し洗いします。

ゴシゴシこすり合わせると生地が傷んでしまうので、汚れを溶かし出すイメージで優しく行いましょう。軽く押す・離すを20回程度繰り返したら、きれいな水で2~3回すすいで汚れと洗剤を洗い流します。

4.柔軟剤を入れる

手洗いの場合、柔軟剤はこのタイミングで使います。すすぎが終わったらもう一度きれいな水を張り、柔軟剤を適量入れ手でかき混ぜて全体になじませます。2~3分ほどつけ置きし、水気を軽くしぼってから脱水に移ります。

MEMO
柔軟剤のあとはすすぎをしなくてOK!入れ過ぎはシミの原因になるので注意しましょう。

5. 脱水

洗濯機の脱水機能を使う場合は、洗濯ネットに入れて20~30秒程度脱水します。時間が長くなるとその分生地への負担が大きくなるので、脱水し過ぎには注意。洗濯機を使わない場合は、バスタオルを使った「タオルドライ」がおすすめです。

大きめのバスタオルで上下を挟み込んだら、上からギュッと押して水を抜きます。このとききちんとたたんでおけばシワが付いたり型くずれしたりせずきれいに脱水できます。

6. 風通しの良いところで干す

風通しの良いところで広げて乾かします。

ブランケットの干し方

ブランケットはバスタオルなどに比べて分厚く大きいものも多いですが、乾燥機は生地へのダメージが大きく使えないものがほとんど。せっかくきれいに洗ったブランケットに生乾き臭がつかないよう、干し方にもひと手間加えましょう。部屋干しの場合でも扇風機やサーキュレーターを併用するとよく乾きます。

M字干し

M字干し

物干し竿を2本用意できる場合は「M字干し」にしましょう。

真ん中を垂らしてM字になるように干すやり方です。

アパートやマンションのベランダなどの狭いところでも効率よく風の通り道が作れます。

スペースが広く取れる場合は、より通り道が広くなって早く乾く「コの字干し」もおすすめです。

A字干し

A字干し

物干し竿が1本しかない場合に使えるのが「A字干し」。

ハンガーを2,3本用意し、その上からブランケットをかぶせるようにして干すやり方です。

風にあおられてもズレないように、ハンガーの上から大きめの洗濯バサミで挟んでおくと安定します。

ブランケットの洗濯はどれくらいの頻度ですればいい?

ブランケットは直接肌に触れる時間や面積が少ないので、基本的には数ヶ月おきで大丈夫です。例えば冬しか使わないという方はシーズン終わりに1回洗濯すればOK。一年通して毎日使うという方は季節の変わり目ごとに洗うようにするといいでしょう。

うっかり食べものや飲み物をこぼしてしまったときは、その都度洗ってください。長期間収納する場合は、ホコリよけのカバーを付けたり袋に入れたりしておくと来シーズンも気持ちよく使えます。

さいごに

ブランケットの洗い方についてご紹介しました。正しい方法でお手入れすれば、お気に入りのブランケットを長く使うことができます。

これまで洗い方に自信がなくて除菌スプレーでごまかしながら使っていたという方も、ぜひ洗濯に挑戦してみてくださいね。